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iPhoneの明るさがおかしい?環境光センサーと修理について解説
iPhone
はじめに
- 「iPhoneの画面の明るさがいつもと違う」
iPhoneの画面の明るさの故障パーツの一つとして、「環境光センサー」があります。画面の明るさだけでなく、iPhoneの重要な機能に関わる精密部品なので、壊れると非常に困る方も多いでしょう。
そこで今回は「iPhoneの環境光センサーの故障と修理」について紹介します。
iPhoneの環境光センサーとは?どんな部品?
iPhoneの「環境光センサー」とは、環境光の強さ(周囲の明るさ)を感知するセンサーのことで、フロントカメラ(インカメ)のすぐ隣に位置しています。
主にiPhoneの画面明度の自動調整に使われますが、iPhone X以降は「Face ID」や「True Tone」の機能の一部も担っています。ちなみにTrue Toneとは、周りの状況に合わせて画面の色味を自動で調節してくれる機能のことです。
iPhoneの環境光センサーが故障すると起きるトラブルとは
iPhoneの環境光センサーが故障すると、以下のトラブルが引き起こります。
- 「明るさの自動調節」が使えなくなる
- 「True Tone」が使えなくなる
- 「Face ID」が使えなくなる
画面の明るさ・色の自動調節機能だけならまだしも、FaceIDが壊れると、ロック解除や決済が非常に面倒になってしまいます。
iPhoneの環境光センサーは自力で修理できない
環境光センサーはFaceIDのカメラ部品「TrueDepth」と一体化されているため、環境光センサーの修理はTrueDepthごと交換することになります。つまりiPhoneを開けて部品の交換作業を行う必要があるのです。技術によほど自信でもない限り、さらなる故障に繋がりかねないため止めておくべきでしょう。
また、もし問題なく交換できたとしても「FaceIDが復旧しなくなる」というデメリットがあります。FaceIDはセキュリティにおいて重要な機能なので、TrueDepthと基板がペアリングされており、部品を交換すると動作しなくなるように作られているのです。
修理業者によっては環境光センサーを交換してもFaceIDを使えるようにしてくれるので、FaceIDを使う方は修理に出す場所選びにも注意しましょう。
iPhoneの環境光センサーが修理できる場所3選
iPhoneの環境光センサーをプロに修理してもらえる場所は、以下の3箇所があります。それぞれ特徴が異なるので、自分にとって都合のよい場所を検討してみてください。
AppleStore
Apple StoreにiPhoneを持ち込むと、「Genius Bar」という部門にいるApple製品のスペシャリストが対応してくれます。店頭で即日修理してくれるケースも多く、Apple公式大本営の修理なのでサポートの手厚さは抜群です。もちろんFaceIDも使えるようになります。
ただし、Apple Storeは全国に計10店舗しかないため、全ての人にとってアクセスがよいわけではありません。また利用者も集中するため、修理はほぼ予約必須です。
修理費に関しては、Apple Careや購入後1年保証内で修理できると、かなりお得ですが保証がない場合はかなり割高です。また修理メニューが少なく「本体まるごと交換」になるケースが多いことも覚えておきましょう。
正規サービスプロバイダ
Apple正規サービスプロバイダとは、Appleから認可を受けてApple正規の修理サービスを提供する事業者です。以下3つの事業者の一部店舗において、iPhoneの修理を受け付けています。
- ビックカメラ
- カメラのキタムラ
- クイックガレージ
Apple正規の修理サービスのため、修理メニューや費用面についてはApple Storeと一緒です。環境光センサーを修理してもFaceIDが使えるようになります。ただし、あくまで外部の委託業者なので、サポート面まで含めてApple Storeと同等のサービスが受けられるとは限りません。
しかし、正規サービスプロバイダは全国に100店舗以上存在するため「Apple Storeよりもアクセスしやすい」という利点があります。気になる方は近隣に該当店舗があるか調べてみるとよいでしょう。
非正規の修理店
非正規の修理店、いわゆる「街の修理屋」でもiPhoneの環境光センサーを修理することができます。Appleとは関係がない修理業者なので、交換する部品や修理の質は業者に依存しますが、「利用しやすい」というメリットがあります。
▼メリット
- 全国に非常に多くの数の店舗がある
- 基本的に修理は「即日数十分」
- 保証ナシの場合は修理費が安くなる
- データを消さずに済むケースも多い
▼デメリット
- Face IDが使えなくなるケースが大半
- Appleやキャリアの保証は適用できない
- その端末は今後はAppleやキャリアのサポートを受けられなくなる可能性がある
全国に非常に多くの店舗があり、基本的には即日数十分で修理が完了するので、飛び込みでもすぐに修理できるのが強みです。保証に加入していない場合は、Apple修理よりも修理費を大きく抑えられます。
しかし、わずか一部の修理店を除くとFaceIDは使えなくなってしまいます。また、当然Appleやキャリアの保証は使えないので注意しましょう。また非正規の方法で修理した端末は今後は保証の対象外になる他、正規の修理もしてもらえなくなる可能性もあります。
iPhoneの環境光センサーは「非正規の修理店」で行うのがおすすめ!
修理場所に関してまとめると、次の条件に合致する方は、iPhoneの環境光センサーは非正規の「街の修理店」で修理するのがおすすめです。
- FaceIDを使っていない
- Apple純正の部品にこだわりがない
- 購入後1年以上経過しておりAppleやキャリアの保証に加入していない
一部の修理店ではApple純正の部品を使用していたり、環境光センサーの修理後もFaceIDを使えるようにしてくれたりしますが、大半はそうではありません。
とはいえ保証が適用できない場合は、街の修理店の方が費用面ではかなりお得です。環境光センサーの修理はApple正規だと「本体まるごと交換」での対応になります。修理費も高額になるので、保証に加入していなければ街の修理店を利用するメリットは大きいですね。
iPhone環境光センサー修理まとめ
この記事でわかること
- 環境光センサーが壊れるとFaceIDや画面の自動調節機能が使えなくなる
- 環境光センサーは修理するとFaceIDが使えなくなるケースがあるので注意する
- 環境光センサーの修理先は主に「FaceIDを使うか」と「保証の加入有無」で判断する
iPhoneの環境光センサーが壊れると「画面の明度や色味の自動調節機能」と「FaceID」が使えなくなります。環境光センサーの修理はiPhoneを開けて部品を交換する作業になるので、プロに修理を依頼すべきです。また普通に部品を交換しただけではFaceIDも使えなくなってしまいます。
修理先はいくつかあるので主に「FaceIDを使うか」と「保証の加入有無」で判断します。大きくApple正規の修理か、非正規の街の修理店の2つに分けられるので、自分の都合のよい方を選択できるように検討しましょう。
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