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iPhoneの外カメラだけ使えない時の対処法3選！修理店や費用も解説

iPhone

2024.11.19

はじめに

iPhoneで写真を撮ろうとカメラを起動したら「真っ暗で何も映らない！」ということがあります。中には慌ててインカメラを起動したら、インカメラは問題なく使えるというケースもあるでしょう。

今回はそんな、iPhoneの外カメラだけ使えなくなる故障の対処法などについて解説します。

iPhoneの外カメラだけが使えなくなる故障もある

「インカメは使えるのにどうして外カメラは使えないの？」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、外カメラだけ使えなくなる故障もあります。インカメラ(前面カメラ)とアウトカメラ(背面カメラ)は別々の部品であるため、外カメラだけ故障することもあり得るのです。

iPhoneの外カメラが使えなくなる原因

主な原因としては次のようなことが考えられます。

ソフトウェアやカメラアプリの異常
外カメラユニットの物理的な損傷
外カメラユニットの配線異常
外カメラの経年劣化
外カメラの初期不良
基板故障

多くの場合、外カメラのレンズが故障しているのではなく「外カメラユニットの動作(被写体の境界線や種目を検知する機能)」に問題があるため、シャッターを切ることもできません。

すぐ試せる！iPhoneの外カメラだけ使えない時の対処法

iPhoneの外カメラが故障したと思ったら、まずは自分でできる対処法を試してみましょう。軽微な異常の場合は次の対処で直る可能性があります。

iPhoneの外カメラの外見を確認する
カメラアプリとiPhoneを再起動する
カメラアプリとiOSをアップデートする

iPhoneの外カメラを確認する

まずは外カメラの様子を肉眼で確認してみましょう。カメラをiPhoneケースなどで覆ってしまっていたり、ただ汚れていただけで綺麗なクロスでレンズを掃除したりしただけで直るケースもあります。糸くずの出ない柔らかい布地のクロスでレンズは綺麗にしておきましょう。

Appleの公式HPに各機種の手入れに関する情報が掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。

再起動をしてみる

カメラアプリとiPhoneを再起動してみましょう。カメラの故障に限らず、一時的な故障は該当するアプリや本体の再起動によって解消されるケースも多いです。カメラアプリは次の手順で再起動してください。

カメラアプリを再起動する手順
1. 画面の下端から中央にかけてスワイプし、アプリスイッチャーを起動する　（ホームボタンがある機種の場合は、ホームボタンを2回押す） 2. カメラアプリを上にスワイプする 3. 再度カメラアプリを起動する

次にiPhone本体を再起動してみましょう。それでも直らなかった場合は、強制再起動を試してみます。強制再起動を行う方法は以下の通りです。

【iPhone6s以前の強制再起動方法】
1. スリープボタンとホームボタンを同時に押さえたままにする 2. Appleのロゴが表示されたら両方のボタンを放す

【iPhone7/7Plusの強制再起動方法】
1. スリープボタンとホームボタンを同時に押さえたままにする 2. Appleのロゴが表示されたら両方のボタンを放す

【iPhone 8以降の強制再起動方法】
1. 音量上げるボタンを押して素早く放す 2. 音量下げるボタンを押して素早く放す 3. サイドボタンを押さえたままにする 4. Appleロゴは表示されたらボタンを放す

OSのアップデートをする

iPhone本体の再起動でも外カメラの不具合が改善しない場合は、カメラアプリとiOSが最新かどうか確認します。アプリのバージョンやOSが原因でエラーが発生したときは、そのエラーを修正した最新バージョンが配布されていることがあります。

また古いバージョンを使っていると機能の噛み合わせの問題で動作に問題が出ることもあります。カメラアプリとiOSがそれぞれ最新のものになっているか、次の手順で確認してアップデートしましょう。

▼カメラアプリのバージョン確認・アップデート方法
1.App Storeを開く 2.右上の「アカウント」のアイコンをタップ 3.「利用可能なアップデート」内にカメラアプリがあればアップデートする

もし「利用可能なアップデート」内にカメラアプリがなければ、現在のバージョンが最新ということです。

▼iOSのバージョン確認・アップデート方法
1.「設定」アプリを開く 2.「一般」メニューを選択 3.「ソフトウェア・アップデート」をタップ 4.「ダウンロードしてインストール」でアップデートする

現在のiOSが最新であれば、「お使いのソフトウェアは最新です。」と表示されます。なお、iOSのアップデートを行う際は次のことに注意して行いましょう。

アップデート中に充電が切れないようにする
Wi-Fiの通信が不安な場合は、有線で繋いだパソコン経由でアップデートする
ストレージに十分な空きを確保してからアップデートする
アップデート開始前に、iCloudにバックアップを作成しておく

万が一、iOSのアップデート中にエラーが発生すると、「リンゴループ」といったiPhoneが使えなくなる故障に発展する可能性があります。普段から、iOSをアップデートする際には注意を払って進めてください。

それでも外カメラが使えない場合は修理に出すのがおすすめ

外カメラの確認や、OSのアップデートなど、自力でできる対処法を行い、それでもiPhoneの外カメラの不具合が改善しなければ、専門の修理店に修理に出すことをおすすめします。

自力でiPhoneを分解し修理を試みると、専門業者でも修理できないような修理ミスをする恐れもあり、外カメラ以外の修理も必要になる場合もあります。

無駄な時間や費用をかけずにすぐ直したいとお考えなら、ぜひお近くのiPhoneスマホ修理専門店に修理に出しましょう。

iPhoneの外カメラの修理はどこでする？

では、iPhoneの外カメラの修理は一体どこに出すことができるのでしょうか？iPhoneの修理をお願いする選択肢は大きく分けて次の2つです。

Appleの正規修理店
スマホ修理専門店

それぞれ対応や費用面で異なる点が多数あるため、それぞれの違いを理解しておくことは非常に重要です。

Apple Storeなどの正規店

Apple正規修理店であれば、Apple純正の部品と手順で修理してもらえます。Appleの正規修理店はApple Storeを含む次の5つの種類があります。

(1) Apple Storeへの持ち込み
(2) Appleリペアセンターへの配送修理
(3) au、SoftBank、docomoの一部店舗への持ち込み
(4) au、SoftBank、docomoの修理拠点への配送修理
(5) ビックカメラ、カメラのキタムラ、クイックガレージの一部店舗への持ち込み

持ち込みであれば、基本即日で対応してくれます。ただし、持ち込みが可能なApple正規店は全国に計120店舗ほどと決して多くはありません。また事前予約が基本的に必須なため、早めに予約して日程を押さえることが重要です。

もし、近くに持ち込み可能な店舗がない場合はAppleや契約キャリアの配送修理を利用することも可能です。修理品が手元に戻ってくるまで7〜10日ほどかかりますが、場合によっては修理間の代替スマホを借りられるケースもあります。配送修理の申し込みはAppleの公式HPまたは、各キャリアの店頭で申し込みが可能です。

iPhoneの外カメラを正規店に修理に出した際の料金相場

高額なイメージのあるApple正規の修理は、実はAppleや契約キャリアの保証適用内であれば安く修理できます。次の保証に加入している場合は、まず「保証が適用できるか」の確認のためにも、Apple正規の修理店に相談してみましょう。

iPhoneの修理に適用できる主な保証
・購入後1年保証・Apple Care+ ・故障紛失サポート with AppleCare Services(au) ・auスマートパス(au) ・あんしん保証パック with AppleCare Services(Softbank) ・ケータイ補償サービス(docomo) ・smartあんしん補償(docomo)

以下の表の費用相場は、iPhoneの機種や故障の状況によって変わるため、目安として参考にしてください。冒頭で述べた通り外カメラの異常といっても、基板などが原因であった場合は修理費用は高くなります。

今回は例として、iPhone 13の背面カメラ交換の修理費用を紹介します。