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急にiPhoneの充電が遅くなった!原因と簡単な解決策を解説
iPhone
はじめに
- 「最近急にiPhoneの充電速度が遅くなった」
- 「なかなかiPhoneの充電がたまらないな」
iPhoneを利用していてこのように感じたことはありませんか?
iPhoneの充電速度の低下には、本体設定や外部環境など、様々な原因が考えられます。充電速度が遅いと、必要な時に充電が足りないなど不便を感じますよね。
そこで今回は、iPhoneの充電速度が遅くなる原因や解決策をスマホ修理のジェンダススタッフが解説します!
この記事でわかること
- iPhoneの充電速度が遅くなる原因
- iPhoneの充電速度が遅い時に簡単にできる解決策
急いでiPhoneを充電したい方向けの解決策も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
iPhoneの充電速度が急に遅くて進まない!早く手軽に直したい
急にiPhoneの充電速度が遅くなると、
- 「早く直したい」
- 「なるべく手軽に直したい」
と考える方が多いでしょう。
しかし、まずは原因を知ることが大切です。iPhone自体の劣化や故障だけでなく、日常的な利用習慣や、本体以外の機器が原因である可能性もあります。しっかりと原因を理解した上で、iPhoneの充電速度を直す解決策を試していきましょう。
iPhoneの充電速度が遅くなる原因を知るべくまずは今の状況確認から!
iPhoneの充電速度を直すために、まずは現在の状況確認をしてみましょう。
iPhoneが以下のような状態だと、充電速度が遅くなっている場合が多いです。
- iPhone本体がとても熱く充電が遅い
- iPhoneの充電が80%を超えると充電が遅くなる
- 暑すぎたり寒すぎたりする環境でiPhoneの充電をしている
お使いのiPhoneがこうした状態になっている場合は充電速度が遅くなっているのは確かなことと言えます。
iPhoneの充電が遅い主な原因
iPhoneの充電速度が遅くなる原因は、主に「本体設定の問題」と「外部環境の問題」の2つに分けられます。
ここから先はそれぞれの原因を紹介していくので、当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
iPhone本体の設定が原因の場合
iPhone本体の設定が原因の場合、以下の5つが挙げられます。
原因1:充電中にアプリを起動している
iPhoneの充電中にアプリを起動していると、充電が遅くなります。アプリの作動にもバッテリーを消費するため、充電よりも消費が優先されてしまうのです。
特に、動画やゲーム等電池消費の多いアプリだと、充電よりも消費のスピードが上回り、充電ができていないように感じることがあります。
原因2:iPhoneの「バッテリー充電の最適化」を設定している
iPhoneの「バッテリー充電の最適化」機能を設定していると、充電速度が遅くなります。
「バッテリー充電の最適化」とはバッテリーの劣化を防ぐ機能であり、過充電を避けることでバッテリーを長持ちさせてくれます。そのため、「バッテリー充電の最適化」が原因の場合は、特に気にする必要はありません。しかし、どうしてもフル充電をしたい時は、以下の手順で「バッテリー充電の最適化」をオフにしましょう。
iPhone14モデル以前の操作手順 |
---|
「設定」 ↓ 「バッテリー」 ↓ 「バッテリーの状態と充電」 ↓ 「バッテリー充電の最適化」をオフにする |
iPhone15モデルの操作手順 |
---|
「設定」 ↓ 「バッテリー」 ↓ 「バッテリーの状態と充電」 ↓ 「バッテリー充電の最適化」にて「バッテリー充電の最適化」「上限80%」「なし」から「なし」を設定する |
原因3:バッテリーの寿命や劣化
iPhoneのバッテリー自体の寿命や劣化が原因という可能性もあります。
一般的にiPhoneバッテリーの寿命はフル充電500回分程度であり、寿命を超えると最大容量が80%以下になります。つまり、購入時に比べて80%までしか充電ができない状態ということです。
この状態では充電や日常的な操作にも支障が出てしまうので、まさにバッテリーの「寿命」と言えますね。
「バッテリーの状態」から最大容量が80%に近い場合は、バッテリーの交換修理やiPhoneの買い替えを検討しましょう。
原因4:ウイルスの感染
iPhoneがウイルスに感染すると、不正な通信等によるバッテリー消費で充電が遅くなる可能性があります。「買ったばかりのiPhoneなのに急に充電が遅くなった」などの場合は、iPhoneがウイルスに感染している可能性があります。
万が一ウイルスに感染していた場合は、ネットワークの切断やアプリの削除、パスワードの変更を行いましょう。また、ウイルスに感染しないためにも以下のことを日頃から徹底しておく必要があります。
- パスワードを使い回さない
- 不審なリンクをクリックしない
- AppStore以外からアプリをインストールしない
- 常にOSを最新の状態に保つ
同時に、ウイルス対策アプリ等のセキュリティーサービスを利用するのもおすすめです。
原因5:iPhone本体の不具合や故障
iPhone本体の不具合や故障が原因で充電が遅くなったという可能性も考えられます。
落下や水没等の経験がある場合は、衝撃でiPhone内部が故障しているかもしれません。また、水没していなくても水蒸気などで内部の基板が腐食し、iPhoneに不具合が生じることがあります。
そのため、お風呂でiPhoneを使用する際は、なるべく専用のカバー等を利用するようにしましょう。
iPhoneの外部環境が原因の場合
iPhoneの外部環境が原因の場合、以下の3つが挙げられます。
原因1:暑すぎたり寒すぎたりする環境にいる
極端に暑すぎたり寒すぎたりする環境では、充電が遅くなることがあります。
iPhoneの適切な動作環境「0℃~ 35℃ 」です。
特に、夏場の車内などにiPhoneを置きっぱなしにしておくと、バッテリーが劣化し、使用できなくなる恐れがあります。そのため、iPhoneは「0° ~ 35℃ 」の適切な環境で使用することをおすすめします。
原因2:ケーブルやアダプタの出力が弱い
充電が遅い原因として、出力が弱いケーブルやアダプタを使っているという可能性があります。
iPhone純正のACアダプタは5V/1A(5W)に対応していますが、安価なアダプタは対応出力の低いものも多く、その場合充電にかかる時間が長くなってしまいます。
また、パソコンでiPhoneを充電していて、コンセント利用時に比べて充電速度が遅いと感じた経験はありませんか?
新幹線や車内でも同様で、これらも出力の弱さが原因です。このように、iPhone本体や充電器に問題がないのに充電速度が遅い場合は、ケーブルやアダプタ、給電場所の出力が弱いという可能性が高いです。
原因3:充電器の不具合や故障
充電器の不具合や故障が原因ということも考えられます。
充電器は断線しやすいため、何度も使用するうちに充電ができなくなることがあります。また、ケーブルを無理やり引っ張ったりきつく巻いたりするのも断線に繋がる恐れがあります。そのため、充電器は慎重に扱い、使用時以外はコンパクトにまとめて保管しておくことが大切です。iPhoneの充電が遅いと感じたら、複数の充電器を試し、iPhone本体と充電器のどちらに問題があるのかを確かめてみましょう。
iPhoneの充電速度が遅い時に簡単にできる解決策!
iPhoneの充電速度が遅い原因について解説してきましたが、出先でどうしてもiPhoneが必要な場合など、なるべく早く充電したいという場合もありますよね。
iPhoneの充電速度が遅い時に誰でも簡単にできる解決策をご紹介します!
解決策1:最適な気温環境に移動する
iPhoneの充電速度が遅い場合、充電に適した気温環境かどうかを確認しましょう。
温度の高い環境や処理の重いアプリを複数起動している時などは、iPhone本体が熱を発し、充電が止まってしまうこともあります。また、iPhoneバッテリーは寒さにも弱いため、温度が低くなるとバッテリーの消費が激しくなります。こうした環境ではバッテリー自体が劣化してしまう恐れもあるため、iPhoneの適切な動作環境である「0℃~ 35℃ 」を意識し、最適な気温環境で充電を行いましょう。
解決策2:バックグラウンドアプリを終了する
バックグラウンドアプリを終了することも、iPhoneの充電速度を速めるのに有効です。
不要なアプリが起動していると、必要のない通信でバッテリーを消費してしまっている可能性があります。また、地図アプリやGPSによるバックグラウンド更新も、バッテリーを消耗する原因ですね。iPhoneの充電速度が遅いと感じたら、バックグラウンドアプリが起動していないかを確認し、不要なアプリは終了するようにしましょう。
解決策3:出力の強いケーブルを使用する
iPhoneの充電速度が遅い時は、出力の強いケーブルを使用するのもおすすめです。
iPhone12以降には、20W対応のUSB-C Lightningケーブルが付属しています。
しかし、以前からiPhoneを利用している方の中には、未だに旧式のUSB-A Lightningケーブル(5W)で充電をしているという方もいるのではないでしょうか。
そのため、USB-A Lightningケーブルを使用していて充電速度が遅いと感じたら、typeC対応のアダプタを用意し、USB-C Lightningケーブルを使用してみましょう。
解決策4:低電力モードにする
iPhoneを低電力モードにすることで、充電速度を上げることができます。
低電力モードでは、バックグラウンド更新やメール取得など一部機能が制限される代わりに、消費電力を抑えられます。そのため、バッテリーを長持ちさせることができ、充電中にも有効です。同様に機内モードや電源OFFも有効ですが、通信が一切できなくなるため、iPhoneを使用したい場合は低電力モードにしましょう。また、iPhoneの充電が80%を超えると低電力モードは自動的にオフになります。
解決策5:バッテリー交換を修理業者に依頼する
バッテリー自体が劣化してしまっている場合は、修理業者にバッテリー交換を依頼しましょう。
一度バッテリーが劣化してしまうと、iPhone本体を買い替えるかバッテリーを交換する以外でパフォーマンスを元に戻すことはできません。また、バッテリーの劣化したiPhoneは、充電速度の問題以外にもアプリの強制終了など操作上の不具合が生じてしまいます。そのため、機種変更のタイミングでなければ、修理業者に依頼してバッテリーを交換してもらうのがおすすめです。iPhoneの修理依頼については記事の後半で解説していきます!
今充電したい!iPhoneを急ぎ充電したい場合は「急速充電器」を利用する
「iPhoneを今すぐ充電したい!」という方には、急速充電器の利用がおすすめです。
「急速充電器」とは、「USB Power Delivery(USB PD)」という規格に対応した充電器のことで、30分で最大50%の充電が可能です。主にiPhone8以降のモデルで利用できますが、具体的には以下の通りです。
iPhone8〜iPhone11 | 18Wまで対応 |
iPhone12〜iPhone13 | 20Wまで対応 |
iPhone13以降 | 30Wまで対応 |
このように、機種によって対応W数は異なるため、不必要にサイズが大きく値段の高い充電器を購入しないよう注意しましょう。
そして、急速充電には発熱やバッテリー消費といったデメリットも存在します。大量の電力を扱う分バッテリーへの負荷も大きいため、長時間の充電や過充電は避けるようにしましょう。日常的に使用するのではなく、あくまで短時間で充電したい時のアイテムとして急速充電器があると便利ですね。
自分で解決策を実行しても充電速度が遅かったらiPhoneの故障を疑い修理依頼を!
ここまでの解決策を実行しても充電速度が改善されない場合は、一度専門の業者に修理依頼をしてみましょう。
iPhoneの修理先は大きく3つに分けられます。
- App Store
- 「Apple正規サービスプロバイダ」店舗(キャリアショップや一部の家電量販店)
- スマホ修理店(非正規店)
で依頼することができます。
iPhoneは、「Apple製品1年限定保証」の期間内であれば、App Storeや「Apple正規サービスプロバイダ」店舗にて無償で修理や交換ができます。ただし、水没等による故障、非純正アダプタ使用による故障等は保障の対象外となるのでご注意ください。
また、正規店での修理時には端末の初期化が必要であるため、バックアップを取っていないとデータが消えてしまいます。
一方、非正規店ではデータを初期化する必要なく短期間で修理をすることができます。ただし、一度非正規店で修理をしたiPhoneは、正規店で修理やバッテリー交換ができなくなるというデメリットも存在します。
正規店と非正規店それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の状況に合ったサービスに修理を依頼しましょう!
iPhoneの充電速度が遅い時の原因と解決策のまとめ
この記事でわかること
- iPhoneの充電が遅くなる原因は、本体と外部環境に原因がある場合が多い
- 充電が遅い時には、低電力モードなどの解決策がある
- 急いでiPhoneを充電したい時には、急速充電器の利用もおすすめ
現代人にとって、iPhoneはもはや生活必需品とも言えるアイテムです。だからこそ、必要な時に充電ができていないとパニックになってしまいますよね。
そんな事態を防ぐためにも、iPhoneの充電速度が遅いと感じたら、上記の解決策を試してみましょう。
万が一自分で解決策を実行しても充電速度が改善されない時は、専門の業者に修理を依頼するのもおすすめです。
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