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iPhoneの「漏電」は修理できる?おすすめの修理場所も解説
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はじめに
iPhoneの漏電は、外見では漏電していると断定することはできませんが、放置しておくと更なる故障につながる可能性があります。最悪の場合、iPhoneが全く使えなくなるだけでなく、発火や爆発といった危険な事態に陥る可能性も否定できません。
今回はそんな「iPhoneの漏電の症状や修理」についてiPhone修理を数多く行うジェンダススタッフが解説します。
iPhoneの「漏電」とはどんな状態?
- 「漏電」とは?
- 電気が本来の正常な通り道から外れて通電してしまうこと
電子機器には電気を通す物質と通さない物質を組み合わせて「正しく動作させるための電気の通り道」が設計されています。しかし何らかのキッカケで、電気を通さない物質に異常が発生すると、電気が正しいルート通りに流れなくなり、漏電してしまうのです。
iPhoneの漏電は主に次のような原因で発生することがあります。
- 水濡れ
- 塩害
- 衝撃
- 経年劣化
明確に水滴が内部に侵入した場合だけでなく、お風呂の湿気などでも水濡れしてしまうこともあります。またスマホを氷や冷蔵庫で急激に冷やして、内部で水分が結露するケースもありますね。特に不純物の多い水分は電気を通しやすいため、海に行った直後の異常には注意が必要です。
iPhoneが漏電して起こる異変2選
外見からではiPhoneの漏電を判断することはできず、検査しないことには「もしかしたら漏電してるかも」と推測することしかできません。
以下に漏電したiPhoneに起こりがちな症状から該当する症状がある場合は、すぐ修理する必要があります。
漏電で起こる故障:充電の減りが異常に早い
漏電したiPhoneは「充電が減りが異常に早くなりがち」です。電力が漏れて浪費されているため、通常よりも充電が早く減るようになるわけですね。また漏電によって、バッテリーの機能にも異常が発生することも少なくありません。加えてその他の部分的な機能に障害が起こっても、更に電力消費が大きくなることがあります。
漏電で起こる故障:突然電源が入らなくなる
漏電したiPhoneは突然電源が入らなくなることも少なくありません。漏電などの内部の損傷は、時間経過によって症状が悪化するケースが多いため、それまでは平気に使えていたとしても突然使えなくなってしまうこともあります。
中でも漏電が進行しやすいタイミングが「充電中」です。充電中にスマホが熱くなり電源が落ちたと思ったらもう電源が入らなくなっていた、というケースはよくあります。
iPhoneの漏電はプロに修理してもらうのがおすすめ!
「iPhoneが漏電してるかも…」と思った方は、iPhoneを修理に出しましょう。特にまだiPhoneが使える方は、いち早くデータのバックアップを取って、修理に出すことをおすすめします。
漏電ではなかったとしても「充電の減りが急激に早くなる」「電源がつかなくなる」といった症状が起きたら、それは立派な修理対象です。検査もかねて修理に出しましょう。
iPhoneを修理する場所としては次の3つの選択肢があります。それぞれ強みが異なるので、自分に合った場所を選んでください。
漏電修理ができる場所:AppleStore
Apple StoreにiPhoneを持ち込むと、基本的に店頭で即日修理してくれます。Genius BarにいるApple製品のスペシャリストが対応してくれるため、サポートの手厚さはピカイチです。ただし、Apple Storeは全国の主要都市に計10店舗しかありません。都市部にアクセスしやすい方限定の方法と言えるでしょう。また利用者も集中するため、修理はほぼ予約必須です。
修理費はApple Careや購入後1年保証を適用できる場合は、かなりお得に利用できますが保証なしの場合はだいぶ割高です。修理メニューが少なく、漏電の修理は「本体交換」での対応になることも覚えておきましょう。もちろん費用も本体交換代がかかります。
漏電修理ができる場所:正規サービスプロバイダ
Apple正規サービスプロバイダとは、Appleから委託を受けてApple正規の修理サービスを提供する事業者です。次の3つの事業者の一部店舗が該当します。
- ビックカメラ
- カメラのキタムラ
- クイックガレージ
Apple正規の修理サービスなので、修理費などの概要はApple Storeと変わりません。ただし、正規サービスプロバイダは全国に100店舗以上存在するので、Apple Storeよりも幅広い地域の人が出来ます。総合的なサポート力はさすがにApple Storeには劣りますが、公式の修理を受けられる手段としては有力ですね。
漏電修理ができる場所:非正規の修理店
いわゆる「街の修理屋」でもiPhoneは修理できます。Appleとは関係ない非正規の修理業者なので、交換修理に使用する部品や手順は業者によってまちまちですが、「利用しやすさ」に大きな利点があります。
▼メリット
- 全国に非常に多くの数の店舗がある
- 基本的に修理は「即日数十分」
- 保証ナシの場合は修理費が安くなる
- データを消さずに済むケースも多い
▼デメリット
- Appleやキャリアの保証は適用できない
- 純正ではない部品での修理になるケースが多い
- その端末は今後はAppleやキャリアのサポートを受けられなくなる可能性がある
保証に加入しておらず、純正の修理にこだわりがない場合は「街の修理店」の方が、利用しやすいでしょう。特に漏電の修理はAppleの修理では「本体交換」となるので、価格差がかなり大きくなるケースもあるでしょう。
iPhoneの漏電は「見積もり」をとってお得に修理しよう
iPhoneの修理費は「修理の内容」によって変わりますが、漏電などの内部の故障は詳しく検査してみないと、どんな修理が必要か分かりません。そもそも漏電でなく別の故障である可能性も十分にあります。そのため、蓋を開けてみないと修理費が分からないという困った点があります。
保証が適用できるなら「深く考えずにApple正規修理」が費用的にお得ですが、保証がない場合は特に修理費がどうなるか気になるところです。そういった場合は「店頭へ持ち込んで無料見積もり」を受けましょう。
郵送で検査を依頼した場合は、見積もり時点でキャンセルすると「検査料」がかかることも多いですが、持ち込みであればApple公式店でも街の修理店でも無料で見積もりを行ってくれます。修理作業の途中で更なる修理箇所が見つかり、その時点で再度見積もりの提示を受ける可能性もありますが、だいたいの価格を知りたい方は、まずお近くの店舗に持ち込んでみましょう。
iPhoneの漏電修理まとめ
この記事でわかること
・iPhoneの漏電は「電気が正常なルートから漏れ出ている状態」なのでリスクが高い
・iPhoneの漏電は主に「水濡れ」や「塩害」、「衝撃」や「経年劣化」が原因で起こる
・以下の症状が出た場合は漏電の疑いあり
└ 充電の減りが異常に早くなった
└ 充電中に急に電源が入らなくなった
・「漏電かも…」と思ったら見積もりも兼ねて早めに店舗へiPhoneを持ち込もう!
iPhoneの漏電は、iPhoneが正常に動作しなくなるだけでなく、iPhoneが使えなくなる可能性が十分にあります。最悪な場合は感電や火災、爆発といった重大な事故に繋がるリスクも否定できません。iPhone内部の物理的な損傷は、時間経過とともに悪化することがあるので、放置せずに「漏電かも…」と思ったらすぐに修理に出しましょう。
iPhoneを修理できる場所はいくつかあります。保証が受けられるかもしれない場合は、まずApple Storeや正規サービスプロバイダにiPhoneを持ち込んでみましょう。保証がなくて修理費が気になる場合も、持ち込みなら無料で見積もり可能なので、お近くの修理店にiPhoneをとりあえず持っていってみてください。
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